凡シュール

朝日の下で

凡シュールのエッセイ

2021年11月16日にnoteで公開した記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。

あの横浜アリーナのCreepy Nutsは実際凄かった。

今の貫禄、圧倒的な感じとはまた違う、あの頃ならではの熱狂があった。

珍しく変な時間に起きたから久々に河川敷に朝日を見に来た。 曇ってるから見えないだろうなと思いながら歩いていたのに、着いたら東の方に太陽が煌々と輝いてた。

週末のCreepy Nutsの横浜アリーナライブ。 今まで見たどのライブより素晴らしくて楽しくて、とにかく圧倒的だった。完全にかましてた。 アリーナが小さく見えてしまうくらいには。 そんな貫禄も感じつつやっぱり根は変わらないなと。

まあすげーもん見ちゃったわけで、更にライブ以外にもめちゃくちゃ楽しい週末を過ごしたわけである。 ただの2日間の週末がバカみたいに楽しいなんて、イカれてるよ。

ロス。

楽しさが大きければ大きいほど、日常に戻った時の喪失感は大きい。 あぁ、日常ってこんなに退屈だったっけ?

色々な思考がごちゃっとなって、とにかく足を動かして。 来てしまうのは結局多摩川の河川敷なのである。 自分だけのベストプレイス。

道中、やっぱりCreepyのツアーセトリを延々と聴いてた。 いまだにアリーナのあのステージが鮮明に蘇る。 それだけすげーライブだった。完全にあてられた。 エンドロールが流れてもおかしくない、ラストシーンでも申し分ないくらい凄い場所だったんだ。

エンドロールのその先。 彼らはこれからどんなすげーもんを見せてくれるんだろう?

そして。 私はどこまでやれるだろうか。 最大の敵であり、友であり、一番の理解者、ルーツであるあの頃の自分に対して。 無味乾燥な日々を過ごして何も誇れる所がなかったあの頃の自分。 あの頃より色々なものを識った。楽しいものもたくさん。 この世は捨てたもんじゃないなと思うようにもなった。

私が救いたいのはあの頃の自分、それだけだ。

これも陳腐な決意表明みたいなもんなんだろうか。 さて、これからどうなるのかな。全ては自分次第。 私の物語だ。

太陽はすっかり昇っている。 時計の針は確実に進んでいる。 そろそろ小さな非日常からありきたりな退屈で愛すべき日常へ戻る頃合いかな。

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