凡シュール

アンテナ

凡シュールのエッセイ

2021年9月7日にnoteで公開した記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。

この頃から静かな語り口になっている。

今の文体に近い。

歳を取るにつれ、徐々に好きなもの嫌いなものというのは固定されてくる。 当然、好きなものだけに触れていたい。 好きなものが増えると、わざわざ新しいものに触れようとしなくなる。

新しいものは、触れてみないと好きか嫌いかはわからない。 もしかしたら好きじゃないかもしれない。 そんなリスクを取るくらいなら、もともと好きなものに触れていればいい。 もういっぱいあるし。 新しいものに触れるのにも体力がいる。

こうやって人は歳を取っていくごとに、積極的に新しいものを取り入れようとしなくなる。 自分の中の”お決まり”や”定番”から離れなくなる。

歳を取っていても、若く見える人がいる。 蓋を開けてみると、こういう人たちは大抵新しい何かを自分の中に取り込み続けている。 アンテナを立てている。 こういった部分が見た目にも反映されるのかなと思う。 皺だらけでも何か活力を感じるというか。

私はいつまでも新しいものに触れ続ける人間でいたい。 触れたうえで自分に合う合わないを判断する。 合うなら取り込む、合わないなら捨てればいい。 常にアップデートし続けていたい。

まるで旅のようだ。 アンテナ高く、冒険心を忘れずに。

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