凡シュール

パラレルワールドを信じたい

凡シュールのエッセイ

2021年2月21日にnoteで公開した記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。

我ながらこの文章好きだなぁと思う。

「選ばれなかった可能性は別世界の自分に託そう。」という結びがいい。

パラレルワールド。並行世界。

一見ありえない話なのだが、この世界とは同じ次元で数多の世界が存在するのではないか、みたいなやつだ。 SFなどのフィクション作品でもよく使われる。 全くの空想話というわけでもなく、一応量子力学などの分野でもその存在の可能性が提唱されていたりする。

数多の世界が存在するということは、数多の自分が存在する。 無限の可能性が存在するかもしれないのだ。 その中には、なれなかったものになっている自分も存在するかもしれない。 あの時あの選択をしていたら。選ばれなかった可能性がそこにあるのかもしれない。

根拠も無く勝手に思っているだけだが、寝る時に見る夢とは、その別世界に意識が飛んでいる状態なのかもしれない。 夢の中は、この世界とは全く違う世界だったりするし、現実とたいして変わらない世界だったりする。

「あれ、この状況はじめてのはずなのにどこかで体験した事がある…?」となるデジャブという現象も、少し違うだけの世界の記憶が微かに残っているものなのではないかと。

もちろん本気で信じているわけではない。 でも頭ごなしに否定する気もない。 そうだったら面白いなと少しワクワクしてみる程度である。

我々は生きていくうえで、様々な選択をし続けている。 「今日のご飯はカレーにしようかな」といった些細なものから、進路などの人生に関わるものまで。 ありとあらゆる可能性を選び、または捨てて、今ここに存在している。

「あれは間違えたなー」と思う選択もたくさんあるだろう。 ときに激しく後悔する。 でもきっと、もしかしたら。 叶わなかったことも、別世界の自分が選択して実現してくれているかもしれない。 選ばれなかった可能性は別世界の自分に託そう。 だからこの世界の自分は堂々と前を向こう。自分の選択に胸を張ろう。

ここまで考えて、久々に四畳半神話大系が読みたくなった。

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