凡シュール

模写は繰り返しやれ

凡シュールのエッセイ

2020年12月22日にnoteで公開した記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。

この文章は模写しか出来なくなってしまった私の葛藤が書かれている。

この時の私は「模写を繰り返しやればいいんだ!」という解決方法を編み出しているが…。

今の私からしたら「それって楽しいか?」とツッコミたいところだ。

考え方としては一部正しいんだが、一部間違っている。

既存絵から構造を読み取って(例えば骨格とかポーズのみ)、オリジナルキャラに当て嵌める。それを様々なキャラやポーズ、構図で何度も繰り返す。

これが今の私が思う上達への近道。

単純な模写の繰り返しと似ているようで全く違う。

そのへんの方法論は別記事でまとめたいところだ。

イラスト練習の定番といえば、模写だ。

実際に私もここ1年間は模写を中心に色々描いてきた。

練習の甲斐もあって、去年の自分と比べたら結構上達したんじゃないかと思う。

ここで大きな壁にぶち当たる。

いざオリジナルを描こうとすると、描けない。

今までは模写といっても1度だけ描いて「はい次」とやっていた。

多少見直しはするが、描き直しはしない。

1つの絵に時間をかけるよりは、構造などの知識を軽く頭に入れて、色々な絵に触れておきたい。そんな考えでとにかく数を積み重ねてきた。

もちろん最初なのでそれで良かったと思う。

様々な絵に触れたおかげで、作家さんごとの特徴とか技術が漠然と分かってきた。

多分、二次創作で満足出来るならこのままでもいいのかなと思う。

しかし、このままではその先のステージに行けないのも事実だ。

私は少なくともオリジナルキャラで自分の世界観を表現するのが目標である。

すると、何も見なくても描けるようにならなければならない。

で、冒頭に戻る。

いざ描こうとすると描けない。きっと頭の中でまだ構造などが定着していないのだろう。

じゃあどうすればいいのか?

考えに考えた結果、同じ絵を何度も何度も模写してポーズなどの構造を頭に叩き込むのがベストだなという結論に至った。

よくイラスト練習中の人に対して「資料を見ないで描け」という教えが出回っていたりするが、いちから全く資料を見るなというわけではない。

同じ資料と散々向き合って、自分で何度も描いて頭に叩き込み、自分向けにブラッシュアップしていって初めて見ないで描けるようになるのだ。

ここまでやらないと、「見ながらなら描けるんだけど…」という今の私のようになる。

よーするに「見ないで描けるようになるまでめっちゃ見ろ」って事である。

実際にこの結論に至ると、絵描きもアスリートみたいだなと思う。

ストイックに鍛錬を積み重ねる。すると出来ない事がどんどん出来るようになっていく。

更に技術を磨き続ける。

結局、頑張ってる人っていうのはジャンル問わずみんな凄いんだなって思う。

漫画ふらいんぐうぃっち1巻の表紙を模写したものだ。

2枚目は上のを2度ほど模写をし、骨人形に置き換えてみてから我流で描いたやつ。

全く見ないで描けたので満足している。

まだまだ粗は多いので鍛錬を積みたいけど、さすがに同じ絵ばっか描きすぎても嫌になってしまうので、別の絵に取り掛かった。

この絵はまた後日復習しようと思う。こうして考えると勉強と変わらないかも。

なんか絵は才能ってよく言うけど、結局は訓練の賜物なんだろうなって思った。

もちろん才能はあるに越した事はないんだろうけど、才能があるだけでもダメなんだろうなって。

現に今までほとんど絵を描いてこなかった私が、約1年でここまで描けるようになってるんだから。まだ下手だけど。

でも頑張ってめちゃくちゃ練習してきたのは事実なので、前より確実に上達したと自負している。そこは胸を張っていきたい。

私より若くてすごく絵が上手い、いや絵だけじゃなくても才能に溢れた人なんて世の中ゴロゴロいる。

それでも、それでも…。負けてたまるか!って。年齢なんか関係ねえ!やる気の問題だ!

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