凡シュール

全力でふざけた事をやろう。

凡シュールのエッセイ

2020年12月9日にnoteで公開した記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。

今の私の根っこはこれなのかもな。

ただ「楽しいことをやる」がライフワークになっている。

にしてもこの頃の私は随分素直な語り口だな。

最近深夜ラジオ熱が再燃しているので、色々聴いている。

大抵はTBSとニッポン放送ばっか聴いてるが。

昨夜は星野源のオールナイトニッポンを聴いていた。ゲストは宮野真守。

その中での2人の話がすごく印象に残った。

昔TVとかラジオに触れて楽しい事をやる大人達に憧れてこの業界に入り、そこで楽しい事も楽しいだけじゃない、大変な事もたくさんあると知った。

それでも、若い子が自分達のパフォーマンスを見て「こう見えても裏で努力して頑張ってるんだな」と思ってもらう必要はなくて、「こいつら面白い事やってんな。ふざけてて面白いな」と思って興味を持ってくれればそれでいい。

そんな内容の事を話していた(だいぶうろ覚えだけど)。

コロナ渦でエンタメが不要不急の物という扱いになったが、それでもこんな時だからこそ出来る事がある。

それで星野源はTwitterで「うちで踊ろう」の企画を始めたそうだ。

あまり上手く言えないが、これでこそ表現者でありプロなんだなと思った。

自分が、みんなが全力で楽しいと思う事を率先して出来る人。

毎年恒例のM-1グランプリの予告を見てふと思ったが、普段ふざけてるようにしか見えないお笑い芸人だって、実は裏でめちゃくちゃ苦労しているはずだ。

漫才やコントのネタ作り、練習など。

ただネタを台本通りにやるだけじゃない。ネタが面白くなるような声色、間合いなど研究に研究を重ねているだろう。

おそらくこちらが想像出来ないくらい何度も何度も練習を重ねないと出来ない事だと思う。

表舞台ではふざけた感じだが、そんな時の彼らはとても真剣な顔をしているはずだ。

楽しい事を全力でやる。全力でやるには苦労もたくさんある。

創作活動全てに言えるだろう。必ず産みの苦しみが存在する。

それでも色々ひっくるめて楽しいからこそやっぱり続けるのだ。

というか辞められないのだ。表現者とはそういう生き物なのだ。

毛糸がぐしゃぐしゃに絡まって「もう編み物なんて嫌いだ!バカヤロー!」と泣きながら、それでも辞められない。

絵が思ったように描けなくて「上手く描けない!チクショー!」なんて怒っても、やっぱり描き続ける。

文章書いてて「全然気の利いた言い回しが思いつかない!ウガー!」なんて頭を抱えても、気付いたら書き始めてしまうのだ。

私は今も出来る限り全力でいろんな事を楽しんでいるが、まだまだこんなもんじゃない。

もっと楽しい事をたくさん全力で楽しんで、気付いたら人生終わってた!くらいでいい。

とにかくこの一言だけは絶対に忘れないでいたいと思う。

面白いことは面白い!

Recommend