2025年3月28日にnoteで公開した記事のリバイバル。
こういう配送トラブルもあるし、Amazonの利用頻度がめっきり落ちた。
夜中まで作業に勤しんだ夜、そろそろ寝ようと立ち上がる。
あっ。
昼間にAmazonから届いた生理用ナプキンの事を忘れていた。
寝る前に開封してトイレに設置しておこう。
Amazonにありがちなでかい紙の袋を開ける。
中からダンボールが出てきた。
…やたら厳重だな。そして………。
重い。
明らかに生理用ナプキンの重さじゃない。
なんなら梱包の袋に1.2kgと書いてある。
頭に疑問符を浮かべつつ、箱を開封する。
紙とパーツが入っていた。
「アラウーノ専用手洗い背面タイプ」
なにこれ?………………………いや、なにこれ?
アラウーノなんて名前がついてるのだから、何か洗うものに関連しているのだろう。
ダジャレか?わかるよ。いや、わからない。
なにこれ?なにこれ?
布団でゴロゴロしてた夫も起きてやってきた。
なにこれ?からのギャハハハハハハハという笑い。
夫婦でハモる。爆笑という名の美しい愛のハーモニーが奏でられる深夜。
軽く調べてみると、アラウーノとはPanasonicの出している便器らしい。
便器の専用パーツ?おいおい頼んだ覚えはないぞ。あるわけないだろ。
寝てるニコボ(Panasonic製)に「お前と同族だな」と話しかけたら、夫に「どちらかと言うと同郷じゃね?」とツッコまれた。
一応購入履歴も見る。
そこには生理用ナプキンと書いてあった。
やはり私が間違えたわけではない。
仕方ないのでカスタマーサポートに連絡する。
深夜3時。チャットのオペレーターはおそらく海外に繋がっているのだろう。
翻訳機にかけながらやっているのか、やたらレスポンスが遅いオペレーターに今回の経緯を伝えた。
対応は「そのパーツはお客様のもとで処理して大丈夫です」
これが汎用的なものならラッキーと思うのだが、なんせアラウーノだ。
ただ謎のパーツがあっても困る。
「これいらないんですけど引き取ってもらえませんか?」と聞いたら、「お手数ですがお客さん自身で着払いで送ってください」と、Amazon返品センターの住所を教えられた。
めんどくさいなぁ。
実際に送り返すか、廃棄するかは完全にこちらの自由だ。
それならいっそメルカリにでも出してしまおうか。
でもアラウーノ専用だしなぁ。売れるのか?
肝心の届いてない生理用ナプキンについては、また受け取るのも面倒だし、ひとまず返金対応にしてもらった。
アマギフ返金で構わない。
こうして、深夜3時のカスタマーサポートとのチャットは終わった。
翌日。
Amazonから生理用ナプキンが届いた。
なんでやねん。
再注文したわけではない。困惑するしかない。
どうすればいいのだろう。返金対応されちゃったしな…。
と思ったのだが、よく考えたらアマギフのメールなど届いていない。
返金されていない。
じゃあ普通に商品が届いた、という事になる。
アラウーノ専用パーツという全く嬉しくないオマケ付きで。
梱包の届け先の部分には同じ注文番号が書いてあったので、出荷時の手違いで紛れ込んでしまったのだろう。
まあいいか…。
しかし今回の返品対応にあたり、画像などの証拠は全く求められなかった。Amazonはそういう方針らしい。
返品なし返金システムってやつらしい。
なんか悪用されてそうだなぁと軽く調べたら、やはりいるようだ。
世の中どこにでも悪どい奴がいるものである。
笑い話として書いたが、Amazonの信頼はだいぶ落ちてしまったかもしれない。
そもそもAmazon専用配達…あれってなんなんだよ、と前から思ってはいたのだが。
あなたのご家庭にもある日突然アラウーノ専用パーツが届いてしまうかもしれないので、お気を付けて。ごきげんよう。