凡シュール

惰眠を貪り、Kindleセールで本をディグり、片付けをした。

凡シュールのエッセイ

2020年9月29日に公開したnote記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。

そういえば最近Kindleセールを真面目にチェックしなくなったな。

そんな事しなくてももう自分の世界がちっぽけで、世界にはまだまだ私の知らない事がたくさんあるという事を十分理解しているからかもしれない。

気圧が低いせいか、ひたすら眠い。よって、一日の大半を寝て過ごした。

だからあまり書く事はない。

Kindleの新しいセールが始まっていた。

今回はAmazonプライムデーにちなんだセールなので、対象の書籍がたくさんある。

Kindleセールの度に対象の書籍をひととおりチェックするのが習慣になっている。

漫画、ライトノベル、ビジネス書、写真集、実用書、エロ…。ジャンルは多岐に渡る。

たまたま前から気になっていた本があったりするし、全く未知のジャンルの面白そうな本を発見する事もある。

「こんな本もあるんだなぁ」と感心する時もある。

私がセールをいちいちチェックするのは、安くて良い本を求める以上に、探す行為そのものに愉しみを感じているのだ。

”ディグる”という言葉をご存知だろうか。

もともとは音楽界隈発祥でDJがよく使っていた言葉なのだが、沢山のレコードからいい音楽を探すという意味合いだ。

掘り下げる、掘る(dig)から来ているのだろう。

本にしろ音楽にしろ、私はディグるのが好きだ。

今までの自分にはない、新たな発見が得られる。世界が広がる。その事に喜びを感じる。

思いもかけないものと出会う度、「自分の世界はまだまだ狭いな。世界は広いな」という感覚になるのだ。

実はこれは、自分の存在の小ささを確認する大事な作業なのかもしれない。

人は閉鎖した社会でずっと生きていると、自分がとても偉くて大きな存在なのだと感じがちなものだ。

だが少し目線を外に向けると、その閉鎖社会自体が、世界でどれだけちっぽけなものなのかを実感する。

そんなちっぽけな場所で偉いからといって、外の世界でも通用するわけではないのだ。

学校のクラスで一番勉強出来る奴が、外でそれを自慢したところで「で?」となる。

会社でふんぞり返っている部長は、会社の外で偉そうにしたところで、ただのいや〜なサラリーマンのおじさんだ。

とあるゲームでランキングに載るくらい名の知れたプレイヤーだって、ゲームを知らない人にイキり散らしたしたところで、「へー?すごいねー」と感情無く同意されるのがオチだ。

Twitterやnoteでフォロワーが多いからといって、それらのSNSをやってない人や、興味ない人にとってはどうでもいい事だ。

そう、自分の見えている世界は、実は世界のごく一部。ちっぽけなものでしかないのだ。

これを常に頭に入れておきたい。そうすれば自分は謙虚でいられる。

ーーー

最近また片付けを頑張っている。

とりあえず、いつも使っているPCデスクを綺麗にした。

よく使うものだけ残し、使わないものはひとまず仮のダンボールに退去させた。

このダンボールの中から更に、使う頻度によって分類する事になる。

ここまで分類して、使わない物は全て捨ててしまうのが片付けの基本だが。

ミニマリストでもない限り、全て捨ててしまう事に抵抗があるだろう。私も抵抗ある側の人間だ。

そういう人は、使わないものを更に、愛しているか愛していないかで分類するといいそうだ。

使わないけど愛している物や大事な物(例えば大事な人から貰ったプレゼントや卒業アルバム、コレクションのようなもの)は、どこか押入れの奥の方にしまい込んでしまえばいい。

使わない=滅多に取り出す物でもないので、押入れの奥深くにあってもそうそう困らないだろう。

愛していない物は捨ててしまうか、どうにかこうにか手放せばいい。

ちょっともったいない気持ちになるかもしれないが、愛していない物ならまあ出来るだろう。

この愛しているという感覚…こんまり風に言うと”ときめくかときめかないか”の判断は、とても難しい。

だが、それが本当に自分にとって必要なものなのかをひたすら問いかけ続ける必要がある。

所有物とはすなわち自分を映す鏡だ。

持ち物には、自分のこれまでの過去や価値観がダイレクトに反映されるからだ。

「これは本当に自分にとって必要な物なのか?愛している物なのか?」

片付けでは自分の持ち物一つ一つに、この問いかけをする事になる。

物との対話とはつまり、自分との対話という事になる。

収納なんかは二の次で、この己との対話が片付けの本質なのだと最近思う。

だから片付け本ではやたら自己啓発的な内容が多いし、実際に部屋を片付けた事により、長年の悩みが解決したとか、物事が上手くいったという人が多いのだろう。

「ちょっと人が来るから物をひとまず全て押入れに押し込みました〜!」は、本質的に片付けではないのだ。

ーーー

そんなわけで、これも新たな習慣にしようとしている今日出来た事の書き出し。

・大量のぬいぐるみをよりよい収納用具に入れて片付けた

・PCデスクからよく使わない物を退去させた

・Kindleセールのチェックをひととおり終わらせた

本当はもっと色々やりたい事があったのだが、まあこんなもんだ。

最近クラフトをやる日→絵の練習をする日→ゲームの日→その他の事をやる日で大まかに決めてローテーションしている。

やりたい時にやれる事をやる〜だとちょっとダラけすぎてしまうので、このような自分ルールを設定した。

明日…といっても日付が変わってしまったので今日は、思いっきりゲームをやる日だ。

我ながら充実した生活だと思う。

他人から見たら静かで地味かもしれないが。自分が満足してるからこれでいっか。

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