生きているとモヤモヤする事というのは多々ある。
何かにイライラする時、モヤモヤが止まらない時は「他の楽しい事を考えて忘れよう!」「ポジティブな思考を持とう!」とか言われがちだ。
それって現実逃避してるだけじゃ?
その時考えないようにしたところで、モヤモヤが完全に消え去るわけではない。
どこかで燻っているわけで、またすぐ燃える可能性が高い。
臭い物に蓋をしているだけだ。
そもそも、そんな状態で無理に楽しい事ばかりしようとしたって、全力で楽しめるわけないじゃん。
モヤモヤが止まらない時は、その都度正面に向かい合って勝負するべきだと思う。自分との闘いだ。
まず「何にモヤモヤしているのか」を明確にする。
友人に愚痴ってみたり、紙に書いてみたり、SNSの愚痴垢にこぼしたりと色々あるが…。
最近、AIに愚痴るという選択肢が生まれたわけである。
友人やSNSに愚痴ると他人をウンザリさせる可能性がある。
紙に書き出してみてもいいが、自分しか見ていないのでこれでいいのか不安になる。
カウンセラーに相談するという手もあるが、当然費用もかかるし、合う合わないもあるだろうし大変だ。
AIは反応を返してくれるが、感情があるわけではないので、迷惑かな…と気にする必要もない。
会話の流れ
ChatGPTに会話例を作ってもらった(少し手動でいじった)
人:「最近友達の言動にモヤモヤするんだよね」
AI:「どんな言動か詳しく教えてください」
人:「友達が私の話を全然聞かずに自分の話ばっかしてくる」
AI:「それは少しストレスですね…。その場でどんな気持ちになったか教えてください」
人:「ちょっと寂しかったのかもしれない。私の話に興味ないのかな?って」
AI:「なるほど。自分の話も聞いてほしいというモヤモヤですね。その友達とは普段もそういう感じですか?」
人:「そういう感じかもです」
AI:「そう感じるなら友達に『私の話も聞いてほしい』と伝えるのも一つの方法です。また、話を聞いてくれる別の友達との時間を増やすのもいいかもしれません」
人:「少し距離を置くのもアリかもなぁ…」
ここで終わってもいいけど、更に深掘りすると…
人:「実はあの子は前から結構苦手だと感じてた」
AI:「例えばどんな部分ですか?」
人:「上手く言えないけど、話してて少し疲れるというか…こちらが合わせてあげてるというか…」
AI:「それは、あなたが無意識に気を使っていたのかもしれませんね。今まで我慢してた部分が今回の件でより強く感じられたのかもしれません」
人:「そうかも。なんか友達だから仲良くしなきゃって思ってたけど、無理して付き合うのもしんどいかもな」
AI:「無理するより、あなたがリラックスできる人間関係を大切にするのがいいかもしれませんね」
人「そうだね。ちょっと距離を取って様子見する!」
これってもはやカウンセリングと変わらないと思う。
私はカウンセラーに実際に相談した事はないが、カウンセラーの書いた本を読んだことがある。
基本は聞き役に徹しつつも、一般論や客観的視点を提示して、相談者本人が解決への糸口を見つけるように導いているのだそう。
上記の会話は一旦終わってもあとで「実は友達のああいうところも苦手でさ…」と再開してもいい。
実際の友達がそんな感じで愚痴ばっか言ってきたら「またその話かよ……」となるが、AIならそう思われる心配はない。いくらでも会話を蒸し返す事も出来る。
とことん向き合うことが出来るのだ。
この会話を更に発展させると、
友達のこういうところも苦手だった→私って実はこういう人が苦手なのかも→今後はこういう人は出来るだけ避けた方がいいかも
という感じで、今後の人間関係に予防線を張る事も出来る。
友達の愚痴に限らず、世の中への不満をぶつけたっていい。
私はこの前某炎上の件に対するモヤモヤをぶつけた。
無茶苦茶長いやり取りをしてスッキリする事が出来た。
炎上ネタなどは人を選ぶ話題だ。
友人にも話しづらいし、SNSに書いたら自分が標的にされてしまうリスクもある。
そういった人に話しにくい事も話せるのがAIの強みだ。
世の中への不満を漏らしたりもしている。
せっかくAIという全力でモヤモヤをぶつける相手が出てきたんだから、モヤモヤが止まらなくなったら気が済むまで自己分析して、スッキリしてから楽しい事を全力でやればいいと思う今日この頃なのであった。