2025年4月25日にnoteで公開した記事のリバイバル。
結局今のセルフレジ導入などを考えてる人らの視野が狭すぎるという事なのだろう。
共感性が足りなさすぎるぜ。
母と話してて思った事がある。
以前猫を連れて動物病院に行った時のこと。
受付の人に帰りのタクシーを呼んでもらおうと思ったら「アプリ入ってないんですか?」と言われてしまったらしい。
結局母はアプリを入れてタクシーを呼んだらしいのだが、面倒だったと愚痴られた。
私は普段タクシーを使う事が無いので「なるほどな」と思った。
タクシーの主な利用者って、高齢者か金持ちだと思う。
あとは海外からの観光客か。
芸能人などのセレブなら若者でも頻繁に乗るだろう。
庶民にはあまり縁のない乗り物だ。高いし。
仕事で乗る場合もあるだろうが、いまやだいぶ少ないのではないか。
バブル時代は会社からタクシー券が配られてたりしたらしい。ヒュウ。
まあそんなわけで、タクシー利用者というのは必然的に高齢者の割合が高くなっているはずだ。
で、最近タクシーを呼ぶのはアプリ必須になっているらしい。
最近のタクシー会社はアプリでの利用客を優先に回しているので、電話ではなかなか呼べなくなっているのだそうだ。
発想を転換して、電話予約優先に戻すタクシー会社があったらめっちゃ人気出そうだなと思った。
普通に考えて、タクシーの主な顧客層の一つである高齢者とアプリは相性が悪い。
私の母はまだスマホを使いこなしている方ではあるが、それでもめんどくさかったと言ってるほどである。
高齢者に限らず、スマホは一応使うが不得意な人もいるはずである。
なんでもかんでもアプリにすればいいってもんじゃねえ。
そこのポイントカードアプリ。聞いてるか。
いまや店舗のポイントカードもアプリ化している。
チェーン店のアプリ、商業施設のアプリ…。
1会計で2つのアプリを往復しなければならなくて面倒な事も多い。
紙のポイントカード2枚出してしまった方が早い。
まあ財布をゴソゴソする時間はあるが。
だが財布でポイントカードをゴソゴソ探す人間はスマホのホーム画面もとっ散らかっているだろう。
探す場所が変わっただけだ。
いまやあちこちの店でポイントカードアプリの導入を求められる。どんどんアプリが増えていく。
スマートフォンなのに全然スマートじゃない。
いくらスマホが便利だからって、何でもかんでも一元化すればいいってもんでもないと思う。
せめてやるなら一つでかいプラットフォーム用意して、その中で完結してほしい。
実店舗で買い物してQRコードからポイントアプリを入れている時間、多分客も店員も誰も得してないと思う。気まずい時間。
何も考えていない本社の無駄施策に付き合わされている感じがする。
こんな事ばっかするからみんな通販ばかり使うようになるんだぞ。
ポイントカードはいつしかアプリ化が進み、飲食店にはタッチパネル端末が導入され、セルフレジの数も増え、タクシーもアプリで呼ぶのが主流になった。
使いこなしてる側からしても便利になったような不便になったような。
(個人的に飲食店の端末とセルフレジは大歓迎だ)
機械が苦手な人には本当に不便な時代になったんじゃなかろうか。
この機械が苦手かどうかって、これまでゲームをやってきたかどうかで変わる気がしなくもない。
最近はゲーム以外の機械も日常に根ざしてるからあまり関係ないが、30〜60代は特にこのゲーム経験の有無で機械得意・苦手がハッキリ分かれているよなぁと思っていたりする。
ようは日頃からUIやUXを見慣れていたかって事だし。
ネットやSNS普及前は、その機会はゲームくらいしか無かったから。
子どもの頃はよく「ゲームばっかしてないで勉強しなさい!」と怒られたものだが、ゲームって意外と役に立ってるもんだよなと思っている。
この話を深掘りしたら長くなりそうなので、またの機会にして今日はこの辺にしておこう。