2020年11月12日にnoteで公開した記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。
そういや最近ハングリータイガー行ってないなぁ。
お値段は張るので特別な時しか行けないんだよな。
特別な時なんてそうそうないけど。
静岡県のハンバーグレストラン”さわやか”。
いまや知名度全国区のローカルチェーンだ。
実は、神奈川県にも肉を食べたい人にうってつけのローカルチェーンが存在する。
その名はハングリータイガー。
横浜DeNAベイスターズのお膝元なのに、どこか猛虎魂を感じる店名だ。
本店は保土ヶ谷。近隣住民しか用事がないような微妙な場所である。
かれこれ30年神奈川県民をやってる私も足を運んだ事はない。
他には横浜や武蔵小杉などに店がある。
そんなハングリータイガーに行ってきた。
平日夜なのでそこまで混んでおらず、20分ほど待ってから店内に入った。
サーロインステーキ200gを注文する。
料理を待っている間、周りのテーブルの肉にかぶりつく人が視界に入る。
ジュージューとした肉の焼ける音もあちこちから聞こえてくる。
焼いた肉の匂いが充満する店内。
既に腹を空かせた虎の心持ちだ。
グルルルルルル…唸りたくなる衝動を必死に抑え、大人しく待つ。
店員さんがやって来て、紙ナプキンの用意を促される。
いよいよ獲物のお出ましだ。
ジュージュージュゥウウウウウウウ…
胃袋をざわつかせる音とともにやって来たサーロインステーキ。
鉄板の上で熱々の油が踊り狂っている。ああ、もう我慢出来ない!
ステーキ用ナイフで切り分ける。ジュワーっと溢れ出す肉汁。
フォークで突き刺し、一気に口へ運ぶ。思いっきり頬張る。
うまい。
当たり前だ。焼いた肉がうまくないわけがない。
思わず顔が綻んでしまう。
幸せ。
うまいものは人を幸せにする。
幸せを頬張る。噛みしめる。飲み込む。
ああ、生きるって素晴らしい。
付け合せの甘い味付けがされたミックスベジタブル、いい食感のインゲン、ホクホクのじゃがいももどんどん口に運んでいく。
うまい。うまい。うまい。
無心で貪る。まるで獲物にありつく獣のように。
これぞビクトリーデブロード。ひた走っていけ。
あっという間に完食してしまった。
幸せとはかくも儚いものである。
さすがに少し運動が必要かなと歩いて帰ろうとしたが、やる事がたくさんあるので電車で帰った。
で、結局やる事を放置してこの文章を書いている。どうしようもない。
ちなみにこのハングリータイガーはGOTO EAT対象。素晴らしい。
県民じゃない方も、神奈川県にお越しの際は是非寄ってみたらいかがでしょうか。
