凡シュール

ここではないどこかの世界

凡シュールのエッセイ

2021年12月3日にnoteで書いた記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。

ショーン・タン、今でも好きだ。

最近ショーン・タンにハマっている。 絵本作家なのだが、その絵がとても素晴らしいのだ。 話の内容もシュールレアリスムの雰囲気があり、私好みである。

セミという本があるのだが、これで圧倒されてしまった。 スーツ姿のセミが表紙で、セミは会社に居場所がない。 グレーを基調とした暗めな絵が続く。 人間達にいじめられ、退職時に送別会も無く。 最後に屋上の端に立った彼は… 「えっえっやばいよどうなっちゃうの…」と思った次のページ。 このページは文章も無く絵だけで語りかけてくる。が、それがとにかく凄いのだ。 絵本でこれだけ衝撃を受けたのは初めてかもしれない。

そんなわけで見事にハマり、今は「遠い町から来た話」を読んでいる。 こちらは短編集。面白いし雰囲気がかなりいい。絵も素晴らしい。 彼の作品は基本的に現実世界が舞台なのだが、当たり前のように奇妙なものが存在する。 人々もそれを不思議に思いつつも受け入れて過ごしている、そんな作品だ。

大切に読み進めている。

ベッドから起き上がるのが億劫で、久々に寝起きに文章を書いてみたがなかなか難しい。 思ったことが思ったとおりに言葉に変換出来ない感覚。 文章力が鈍ってるのかもしれない。

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