凡シュール

ミクロとマクロ

凡シュールのエッセイ

2025年3月9日にnoteで公開した記事のリバイバル。

我ながら面白い視点だなと思う。
管理職と技術職を分けろというのは本当にそう。
管理職ってただ偉い人がなるような雑な業務じゃないと思う。もっと繊細だよ、マネジメントは。

昨日はAfter Effects(以下AE)の勉強をした。
AEとはアドビの動画ソフトである。

アドビの動画ソフトはAEとpremiere proの2種類あって「何が違うの?」と思われがちだが、AEが素材加工担当、premiereがその素材を調理して動画という形に仕上げる担当と考えると分かりやすい。
AEは最初起動した時こそUIの複雑さにビビってしまったが、実際触ってみたら思ったより簡単だった。

「よくばり入門」という本を読みながら色々学んでいる。
この本はDL出来るサンプルを使って実際に何かを作りながら学べるのがいい。楽しい。

テキストや図形にちょっとエフェクトをつけるだけで、Youtubeチャンネルのタイトルロゴみたいなのが簡単に出来る。
「Youtubeでよく見るやつだ!」とはしゃぎながらやっていた。

前述したとおり、AEとpremiereは役割が全く違う。
素材加工担当と全体調理担当。
これって動画制作に関わらずあらゆるものに当てはまるなぁと思った。

DTMならループや音素材を作る、その音素材を使って1つの曲を作る。
イラストならキャラクターや小物などの素材を描く、その素材を組み合わせて1枚の絵に仕上げる。
あみぐるみやプラモデルなんかは先に頭・胴体・手・足パーツを作り、それを組み立てて作る。

ミクロ経済学は個人や企業レベルの経済活動を分析する学問。
マクロ経済学はそれらが集まった全体の経済を分析する学問。
思わぬところに共通点。面白い。

世の中にはミクロ向きの人とマクロ向きの人がいると思う。
こまごまとパーツを作っている方が好きな人、全体を俯瞰するのが得意な人。
企業の技術職と管理職もこれに当てはまるのかもしれない。

技術職向きの人と管理職向きの人は存在する。
でも今の企業って最初は技術職で経験させて、ある程度経ったら出世して管理職にさせるパターンが一般的な気がする。
個人の特性ガン無視というか。
それってどうなんだろうと思う。

企業ももっと個人の資質を重視して、各々が高いパフォーマンスを出せるようにした方が効率的なんじゃない?と思うんだけど。
適材適所という言葉だってあるじゃないか。
と、AEの事を考えていたら企業のシステムへの疑問へと至ってしまった。

一度考えると止まらなくなってしまうから困る。

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