2021年4月7日にnoteで公開した記事のリバイバル。
進撃の巨人最終話公開直前の文章。
進撃ってほんととんでもない作品だと思うわけ。
進撃の巨人、ようやくアニメ最新話まで追いついた。 漫画はコミックス最新刊まで読んでいて9日に出る最終話の手前のネタバレも見ている状態である。
それにしてもこの作品を見て思うのが、戦争は人を狂わせるということである。 大切な人を殺される事による憎しみの連鎖、復讐心。 回想でジークとクサヴァーさんの「狂った世界でまともなのは僕たちくらいだね」みたいなやり取りがあるが、この2人が理想として掲げた”安楽死計画”だって相当狂っている。 果たしてクサヴァーさんは獣の巨人継承後のジークの行動を見て納得するのだろうか?という疑問もある。
正直、進撃の巨人の世界は何もかも狂っている。 エルディア人(パラディ島)、マーレ、その他世界中…。 みんながみんな信念を持ち、狂い、戦う。戦争は終わらない。 どんどんひどくなる。
進撃の巨人はフィクション…というかファンタジーなわけだが、現実でこれと似たような状況が起きていたのが二度の世界大戦である。 何かの信念に取り憑かれて狂う人、何もわからず巻き込まれる人…。 状況がよく似ている。 そして戦争に集結はない。必ず禍根が残る。 その禍根が新たな戦争を生む。 世界は複雑だ。そして人間は同じ事を繰り返す。
皆がサシャのお父さん達のような考えを持てたら世界も少しはマシになるのかなと思ったりする。
さて、そんな進撃の巨人も4月9日で完結する。 一体どんな終わり方をするのだろうか。 最新話のネタバレだけ知っている状態だが、とても終わるとは思えないのだが大丈夫なのだろうか。期待と緊張でいっぱいである。
