2020年9月23日にnoteで公開した記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。
失敗とそのリカバリ能力についての文章。
今も、今だからこそ刺さる人が多そうな文である。
あなたは今までの人生で間違った事がありますか。
この質問に「いいえ」と答える人はまずいないだろう。 大抵の人は、多かれ少なかれ何かの間違いを犯している。 間違いなんて誰にでもあるものだ。
もちろん、間違わないに越した事はない。 だがどんなに気を付けて生きていても、間違ってしまう時っていうのはあるものだ。 そんな時に一番大事なのは、
修正力。
例えば、直近の某アイドルのニュース。 飲酒で泥酔した結果間違いを犯し、芸能界から退いていた矢先。 再び酒気帯び運転をしたらしい。残念な話である。
一度目の間違いは、まだ仕方なかった部分があるかもしれない。 情状酌量の余地がある、ってやつである。 この時点で完全に酒を断っていれば、今回の”事”は起きなかっただろう。 しかし、そこから修正出来ずに再び間違いを犯してしまった。 芸能界復帰はより遠のいてしまっただろう。ほぼ不可能かな。
まあ酒…というかアルコール依存ってやめようとしても簡単にはいかないと思うが。 このようにお酒一つでキャリアを失う人もいるし。 友人を失う人だっている。私も酒関係で絶縁した人が2人ほどいる(どちらもこっちが被害者だ)。 お酒って怖いね。酒は好きだけど嗜む程度で十分だと思う。
絶縁した知り合いの1人は、端から見ていてもアルコール依存だったが、まあひどかった。 ベロベロに酔っ払って人に散々迷惑かけたと思いきや、次の日には全く覚えていない。そして同じ事を繰り返す。 一応、翌日に謝罪はされるのだが、その謝罪は形だけのものだった。
いくら気のおける友人だろうが、毎日こんなんじゃ付き合いきれない。 アルコール依存になってるよ、怖い病気だから病院行った方がいいよって言った時もあったが、聞く耳持たなかった。 家族でもないのでそれ以上手の施しようもない。義理もない。 かなり惜しい存在だったが、絶縁して良かったと今なら思う。
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上に挙げたのは極端な例だが、日常生活では些細なミスもたくさん犯すだろう。 そういった時に「あーやっちゃった…。自分のバカバカバカ〜!」と自分を責めがちだが。やってしまったものは仕方ない。 では、その後どうするかだ。 例えば、対人のミスだったらとりあえず相手に謝罪する? 謝罪も大切かもしれないが。それよりも。
再発をしないように反省する。 反省とは形ばかりの謝罪ではない。 自分の行動を振り返り、何が原因でミスしてしまったのか分析する。 どうやったらそのミスを避けられたのか。 次に同じミスをしないようにするには、どうすればいいのか。
これを自分の頭で考える。誰かに細かく指導されるのではなく、自分の頭で考える事が大事なんだと思う。
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最近イラストを描いていて思う事。 私は一発で上手く線を引けない。形も上手く取れない。 下書きでは、鉛筆で何度も迷い線を重ねる。 それに少しずつ消しゴムをかけて、一本の線にしていく。
一発で綺麗な線が引けて、形も上手く取れるのが一番だろう。 しかし、私はそれが出来ない。 迷い線だらけのグチャグチャの状態から、消しゴムで修正して綺麗な線に仕上げていく。 これも一種の修正力なのかもしれない。 絵が上手い知り合いと会った時、下書きしながら頻繁に消しゴムツールで線を整えているのを見て、この考えに至った。 それまでは、いかに綺麗な線を引くかしか考えていなかった。
この”消しゴムでどう修正するか”を考えるようになってから、デジタルイラストへの苦手意識が無くなっていった気がする。
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高校生だった当時、レールに敷かれた人生に疑問を抱いていた私は、センター試験をブッチして大学へ行く事をやめた。 大学に行かなかったからといって、特に目的があるわけでもない人生だった。 苦労したし、間違った選択をしてしまったなと思った時もあった。 でも、色々挑戦したり諦めたり、なんだかんだあって今は何とか楽しく生きている。 結果オーライ。
人の命に関わるレベルのよっぽど取り返しがつかない間違いじゃなければ、間違いっていうのは大抵修正できる。取り返せる。 間違ったって大丈夫だ。気楽にいこう。
