凡シュール

物へのこだわり ミニマリストにはなれそうにもない私

凡シュールのエッセイ

2020年9月22日にnoteで公開した記事のリバイバル。

物にフォーカスした文章。

この文章を書いた5年後、つまり2025年現在も私の部屋は汚い。

でも物の住所をきちんと決めたので、昔よりはまだ整理されているように思う。

毛糸は去年一応消費しきったのだが、今年の最初についついたくさん買ってしまい、またしても手つかずの毛糸がたくさんある状態になってしまった。

ちゃんと消化するつもりではあるんだが、いかんせん時間が取れない。

タイムスケジュールを組むというのは非常に難しいものだ。

長年抱えている困った悩みがある。 部屋が汚いことだ。片付けがうまく出来ない。

部屋が汚いといっても、生ゴミやペットボトルはきちんと捨てるようにしている。 とにかく物が多いのが問題だ。 本、ぬいぐるみ、手芸用の道具などが雑然とあちこちに散らばっている。

一つ言い訳すると、両親が片付け下手なのがまずい。 実家の父の部屋は、私が引くほどの汚部屋と化している。 母は掃除はするが、所有物は多い。そして片付けがとにかくダメだ。 一応タンスや押入れにきちんと物をしまうのだが、その中がぐちゃぐちゃである。 よく物をガサゴソ探し回るタイプの人間だ。 出先でも、よくバッグの中をゴソゴソしている。

だから、私はきちんと片付いた部屋というものを知らない。 たまに他人の部屋に遊びに行って、物の少ないスッキリした空間が羨ましくもあり不思議に感じるのだ。

どうやって生活してるんだろう?

ーーー

「このままではまずい」と片付け本を読み漁ったりして、昔より少しずつマシにはなってきていると思う。 だが、根本的に物が多いので苦労している。

最近読んだ片付け本の診断では、物を愛していて片付けられないタイプであり、そういうタイプは一番片付けに苦労すると書いてあった。

ぬいぐるみ、ドール、フィギュア、手芸道具、毛糸や布などの素材、色鉛筆、画集…。 基本的に愛する物で溢れている。 ヴィレッジヴァンガードみたいな部屋だ。 これはこれで楽しい部屋なのだが、いかんせん不便である。

とにかく物の住所を決めて、コツコツと分類していくしかないかなぁと思う。 これでもケーブル類とか、自分の中で割とどうでもいいものは結構容赦なく捨ててたりする。 服もかなり減らした。

ーーー

こんな私だが、ここ数年はなるべく物を増やさないようにと心がけてはいる。 ぬいぐるみと画集は無条件で増えてしまうのでアレなのだが。

ぬいぐるみと画集などのコレクション的な物以外に関しては、実はあまり増えていない。

例えば、ちょっとした小物は滅多に買わない。 アクセサリーもほとんど増えない。 化粧品も増えない(そもそも化粧自体あまりしないのだが)。無印良品の一式で事足りている。 毛糸はここ2年くらい買っていないような気がする。今ある毛糸がほぼ無くなったら買おうと思っているが、一向に無くなる気配がない。 昔はすぐ使わないようなかわいい毛糸を買っては溜め込んでいたが、使わないで溜め込むのって何か物を大切にしていない気がして嫌になったので、使う物だけ買う事にしている。 服も最近買っていない。さすがに着る服が無くて困ってきてはいる。

本に関して。 基本的にKindleに移行した。だから漫画はほぼ電子版だ。 持っていた紙の漫画もよっぽどのお気に入り以外は、以前片付けた時に中古買取サービスに出した。 小説もほとんど電子版。安部公房とかお気に入りの本は紙で持っている。 おかげで本棚はスッキリとしている。

手芸本と画集は、Kindle版があればそっちを買う。 が、あまり電子化されていないものが多いので、紙で買う場合が多い。 本によっては自炊してセルフ電子化したものもある。

まあ、本は例外として。 最近、自分の物を買う買わないの判断は「自分が作れるかどうか」な気がする。 アクセサリーは一応作り方を調べれば作れる。UVレジンとか。 バッグとかも作れる。それこそ服だって作れる。ポーチだって。 これらは手間はかかるが、ものづくりは好きだし自分好みドンピシャの物を作れると思えば、自分で作った方がいい気がしてくる。

まあ作る労力は今んところ無いんですけどね。 作ろうと思えば作れるって事で。 おかげさまで、ガチの無駄遣いは最近ほとんどしていない、と思う。多分。 少なくとも、買うだけ買って全く使わずに放置、みたいなのは滅多にないと思う。

ーーー

ちなみに、コレクションであるぬいぐるみには結構なこだわりを持っている。 無条件で何でも買うというわけではない。

なるべくクオリティが高い子を選ぶようにしている。 出来が悪い物はまず買わない。 また、同じ商品として売られていても、ぬいぐるみは結構個体差がある。 ほんとに?と思う人は、今度店でよく見比べてみるといい。 よく見ると、縫い目の処理や目の位置などかなり違う。モノによってはかなり個体差が大きい。 特に顔が重要だ。個体差によってあまり可愛くない子(それがまた愛嬌あったりするのだが)、可愛い子など様々なのだ。

ーーー

色々書いたが、一つ確実に言える事。 私は絶対にミニマリストにはなれそうにもない。

そもそもミニマリストって合理的で、人によってはそれでいいのかもしれないが。 無駄を愛する私には出来そうもないな。 無駄が無い人生とかつまんないなって思ってしまう。

ヒトよりモノに執着するタイプだからかもしれない。 ヒトへの興味はだいぶ薄れた。観察対象としては面白いが。

愛する物に囲まれたそこそこ快適な生活はしたいので、片付けはぼちぼち頑張っていこうと思います。 物は大事にしていきたい。

Recommend