凡シュール

もう少し。あと一歩。

凡シュールのエッセイ

2020年12月2日にnoteで公開した記事のリバイバル。
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。

この頃の私はまだ気付いていなかった。

私は普通のクリエイターみたいに依頼をこなしたりして金銭を授受するような活動にはあまり憧れていなかった。

結果ではなく、創作活動そのものに見出したかったんだと思う。

今はそれがわかる。だからこうしてブログという場所に全てを集約して発表する形にした。

私自身は創作するタイプの人間だが、どれも中途半端だ。 文章、絵、写真、音楽、手芸…。 どれもそつなくこなす事は出来る。人並み以上には出来る。 だが突き抜けたものはない。

別に、今さら自分のハンパ者ぶりに悩んでいるわけではない。

どれも少しずつレベルが上がって、発表…あるいは販売などしたらそれなりに評価を得られるレベルに近付いてきているとは思う。

じゃあ発表なり何なりすればいいじゃないか。頭の中の自分が囁く。

いや違う。まだなんだ。

ウダウダしている間にお前の人生は終わるぞ。頭の中の自分は容赦なく畳み掛けてくる。

そんなのわかってる。

自分は理想が高い。完璧主義者のきらいがある。 だが完璧に辿り着く事はないだろう。それは自分の限界が見えてしまうと同じ事だ。 だからどこかで妥協する必要がある。

どこまでやり尽くすべきなのか。どこで妥協すればいいのか。

まだ分からない。だからとりあえず経験値を稼ぎ続ける。 きっとその時が来たら分かる。そう信じるしかない。

自分より才能ある若者達をたくさん眺めながらときには焦りを感じたりもするが。 他人は他人。自分は自分だ。

自分の作品だと自信を持って発表出来るようなものを作り出す日。 そんなに遠い未来ではないと思いたい。

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