noteからNotionに引き上げていた過去の記事をとりあえず自分のサイトに移していく作業。
全て手動コピペだ。
なぜならnoteには他サービスへの移行機能が無いからである。
まずこの時点で疑問だ。
他の無料ブログサービスは当たり前のように搭載している、他サービスへの移行機能。
noteにはそれが無い。手動でテキストをコピペするしか無い。
「noteを去る人間に用はないし、そんな奴へのホスピタリティなど考えるまでもない」というnoteのメッセージを感じ取ってしまうのは穿ちすぎだろうか?
Amazonアフィリエイトリンク
まあ仕方なく手動コピペを続けていたのだが、かつてnoteに貼っていたAmazonリンクのURLにnote公式のアフィリエイトタグが含まれているのに気付いた。
何これ?
私がかつてnoteを使っていた頃、読んでいる本のAmazonリンクなどを貼っていた事がある。
私は元々自分のサイトを持っていたのもあり自分のアフィリエイトIDも持っていたが「noteは広告も無いクリーンな場所だからアフィリエイトではなく素のAmazonリンクにしておこう」と配慮していたのだ。
で、どうやらnoteの仕様として「素のAmazonリンクにはnote公式のアフィリエイトIDが自動で差し込まれる」ようになっているらしい。
勝手に配慮してた私がバカだったってこと?
とはいえ、これは利用規約に記載されているらしい。
その規約に同意している以上、ルールの上で問題はない。
読んでいない方が悪いからだ。
ところでいつも思うのだが、あのクソ長い規約を最初から最後まで丁寧に読み込む人はどれくらいいるのだろう?
もちろん賢明な人はきちんと読み込むのだろうが。
私はいつも適当に飛ばしてしまう。
まあ私の危機管理が足りないという話になるのかもしれない。
しかしあの法律用語だらけのクソ長い利用規約を真面目に読むと、一体何分かかるのだろうか。
真面目に読んでも見落とす可能性だってある。
タイパタイパと言っている割に時間の無駄とも言える行為を強いている。
そもそも利用規約とは法律に則って作られるもののはずだ。
法律とは本来弱者を救済する手段であるべきでは?
それが強者の免罪符と化していないだろうか?
まあまあまあ、落ち着こうか。
話を戻そう。
つまりnoteで貼られているAmazonリンクには、必ず何かしらのアフィリエイトタグが付与されているという事になる。
デフォルト(特にタグを設定していない)ならnoteの公式タグが付与されるし、アフィリエイトに力を入れている人間ならその人自身のタグが付与されている。
あのリッチな見た目のカード型リンクの裏には、そうしたカラクリがあるわけだ。
これは、実際にnoteから飛ばされるAmazonリンクのURLの後ろの方を見れば確認出来る。
アフィリエイトのURLにはtag=IDみたいなのが入っているからだ。
何も知らないnoteユーザーが記事内でAmazonリンクを貼ると、note公式のアフィリエイトタグが勝手に付与される。
つまりユーザーが知らない間に勝手にリンクが書き換えられている。
実際に私は知らなかった。
noteで表示されるAmazonリンクカードにURLも注意書きも表示されないし、いちいち自分で貼ったリンクのタグなど確認しないからである。
それもこれも、noteというプラットフォームを信用していたからこそである。
が、noteくんは記事更新時のポップアップはドカドカ出すくせに、こういう重要な事柄のポップアップなどは出してくれない。
さて、問題はここからだ。
noteから個人サイトの移行の際に、私は知らずにそのAmazonのURLをそのまま自分の記事に貼り付けようとしていた。
移行の段階で自分のAmazonリンクカードに差し替えるつもりではあったが、とりあえず移行そのものを済ませたいから雑にコピペしていたのだ。
つまり一時的とはいえ、私は自分のサイトで知らずにnoteのAmazonアフィリエイトリンクを貼り付けていた事になる(もう修正済だ)。
これはアフィリエイトのポリシーからしても結構な問題ではないだろうか。
そもそもアフィリエイトのポリシーというのはもともとかなり厳しいものだ。
正直「善意のユーザーが素のAmazonリンクを貼ったはずが勝手にnote公式のアフィリエイトタグに書き換えられている」というのは、結構グレーだと思う。
利用規約やポリシーにある以上、ルール的にはセーフと書いた。
しかしちょっと妙ではないか?
個人ブログや他のサービスもアフィリエイトリンクを設置している場所は多い(このサイトだってそうである)が、善意のユーザーの貼ったリンクを勝手に書き換えてタグ付与などはしない。
プラットフォーム上の投稿でも、その投稿内容自体の権利は利用者そのものに帰属するはずである。
というか何よりも金にがめついはずのXですらそんな事はやっていない。
理由は、それが一線を越えるからではないだろうか?
ルール違反でなくともマナー違反なのでは?
アフィリエイトの紹介料なんて一案件端金でしかない。
しかしnoteほどの巨大プラットフォームで、素で張られたAmazonリンクから購入が発生した場合に全てnoteのアフィリエイト収益に化けていると思うと…
信用の話
もしかしたらここまで読んで「自分はnoteにAmazonリンクなど貼っていないから関係ない」と思った人も多いかもしれない。
が、これがまかり通るなら今後運営の「利用規約を変更しました」という一声のみで、画像などのメタデータが書き換えられる可能性だって0とは言い切れない。
もちろん本当にそんな事になると危機感を煽りたいわけではない。
私が言いたいのは、プラットフォームの信用の話だ。
改めて思ったのは、note公式は利用者の事を「プラットフォームを盛り上げて利益を得るるためのパーツ」としてしか見ていないのではないか?という疑念である。
これはAI学習支援プログラムが始まった時も同じ事を思った。
まあおそらくは、そのうち画像のAI学習対応もやる気だろう。
大規模な反発が予想されるから機会を窺っているのが今なのでは…
これは私の勝手な推測に過ぎないが。
note proについて
更に新しく知った事がある。
noteにはプレミアムプランという月額500円の有料会員プランがある。
が、更にその上のproプランがあるのはご存知だろうか。
なんと月額8万円である。ワオ!
これは企業向けのプランであり、いわゆるコンサル料なども込み込みのものなのだろう。
ちなみにSTUDIOの法人向け高機能プランは約1万円である。
STUDIOの場合、もっと上の大企業向けプランは要相談らしい。
まあこの金額の是非について論じるつもりはない。
それはまあいいとして、note proの利点紹介に気になる項目を見つけた。
どうやら記事のレコメンド機能があるらしい。
つまり、あのnoteアプリのおすすめ欄に表示されやすくなるという事なのだろうか。
詳細は分からないが…。
ここで疑問に思う。
「それって広告と何が違うんですか?」
広告枠を高い金で買っているのと変わらないのでは?
noteの有料記事の手数料などが高いのは有名だが、その反論として「広告が無い分、運営費が必要だから仕方ない」という意見が挙げられがちだ。
その前提、全てひっくり返るのでは?
あれれ〜?おかしいな。
スパムアカウントについて
さて、熱心にnoteをやっているユーザーはお気付きだと思うが、最近noteではスパムアカウントが横行している。
私は既にnoteから撤退した身ながらも、新着記事のリンク置き場の一つとしてnoteはまだ利用している。
つまり形式上、毎日更新している。
そのおかげか、ここ10日で11人のフォロワーが増えた。
そのうち10人はあからさまなスパムアカウントだった。
この現象は私だけではない。
他のユーザーもたびたび話題にしているのを目にする。
スパムアカウントの横行は明らかに専門ツールが出回っているようで、熱心にnoteをやっているユーザーほどノイズに悩まされている。
つまりちょっとしたnote世界の社会問題だ。
が、この件に関して運営は現在沈黙を貫いている。
ところで最近noteは公式のお知らせが活発だ。
大抵は「キャンペーン開催のお知らせ」である。
利用者の安全や快適度が脅かされているとも言えるのにそれにはダンマリで、キャンペーンなどポジティブな情報ばかり発信していると捉える事も出来る。
ここでも一般ユーザーの不安などを度外視し、パーツとしてしか見ていないという疑念が高まる。
好意的に解釈すると、この件はまだ調査中で詳細が分かり次第公式から注意喚起のお知らせが出るのかもしれない。
これに関しては引き続き注視しておきたい。
嫌なのでやめました
華やかなステージの舞台裏をがっつり見てしまったような気持ちになった。
ギャップがすごい。
散々に書いてきたわけだが…
正直物語だったら「勘のいいガキは嫌いだよ」と言われながら消されていそうである。
消えたくはないな。
まあこの一連の流れへの反論として、きっと「嫌ならやめろ」と言われるだろう。
ええ、実際嫌なのでやめました。
やめた後に新しい発見があったからインターネットの片隅でぼやいてるだけです。
やはり私自身の移行作業を完遂した暁には、Notion siteなど個人サイトの作り方を公開するべきなのだろう、私は。
もっとたくさんの人の個人サイトを見に行きたいものだ。
これは別にnoteアンチ活動ではない。
この一連の流れを認識したうえで「それでも自分はnoteがいい!」という人にどうこう言うつもりもないし。
ただ事実と私の考えと選択肢を提示しているだけだ。





