今週は閑話休題の週にしよう。
もともと木曜は美容院を入れているし、金曜は母に美術館に行こうと誘われた。
週末は巷も三連休だし。
今週中にちゃんとしたブログ記事を2本書こうと思っているが、それ以外はかなり低空飛行でいこう。
あと、来週から何をするかを頭の中でまとめたい。
とりあえず「チンアナゴの日」イベントの期間中に、すみだ水族館に足を運んでおきたい。
あと、無印良品でちょっと買いたいものがある。
しかもごく一部の店舗にしか置いてない品物だ。
そのために、ついこの前訪れたばかりの国際展示場駅まで向かった。
とはいえ目的地は東京ビッグサイトでなく、有明ガーデンというオシャレショッピングモールだ。
着いたのが16時頃だったのだが、駅前から有明ガーデンまでの道にはめかし込んだ若い女子が溢れていた。
10〜20代前半といったところ。
併設のガーデンシアターで何かのライブなのだろう。
客層的に多分男性アイドルか何かかな。わからん。
そんなわけでガーデンシアター前は「原宿か?」と見紛うほどの女子、女子、女子だった。
なんとか人混みを超えて、無印良品に辿り着く。
一気に平和になった。
お目当ての物を無事に買い、スカイツリーまで歩く事にした。
国際展示場からスカイツリーまで歩くと、大体9kmくらい。
頭がおかしいと思われそうだが、私は歩くのが大好きな人間である。
都バスやレンタサイクルを使わず、あえて歩くという選択。
地図を見ると、どうやら豊洲のあたりを通って木場方面に行けば2時間ほどで辿り着くらしい。
最近運動不足だったしちょうどいいや。
調子良く歩き始めたのはいいのだが、早々に雨が降り始めた。
折りたたみ傘を持ってきていて良かった。
思ったのだが、雨の中の散歩はそこまで嫌いでないかもしれない。
そんなに寒くなかったのも幸いした。傘を持つ手も凍えていない。
靴の中がビチョビチョにならなければいいや。
有明ガーデンの盛況が嘘のように静かな道を歩く。
このあたりのタワマンに住んでいる人は一体何者なんだろうなんて思いつつ。
家賃、購入費は結構高いはずだ。
まあお台場も近いし芸能人やTV関係の人間も多そうである。
ついついそういう事ばかり考えてしまう。
このあたりは眺めもいい。
橋を渡ると、遠くに東京タワーが見えた。
豊洲市場を遠くに見やりつつ、豊洲駅方面に抜ける。
豊洲の辺りも高そうなタワマンが立ち並んでいる。
かつての「勝ち組」と称されるような人たちが住むエリア、という印象だ。
とはいえ、裕福イコール幸福なのか?という本質的な疑問が浮かぶ昨今である。
なか卯を見つけたのでふらふらと入った。
久々になか卯の親子丼が食べたくなったからだ。
昔は職場の近くになか卯があったので、退勤後よく食べていた。
久々に食べた親子丼は、相変わらずおいしい。
あの頃と違って紅生姜が食べれるようになった…どころか、大好きになってしまったのでたくさん乗せつつ。
半分くらい食べたタイミングで、山椒と唐辛子をぶっかけた。
うますぎる。
というか山椒かけ放題なの最高か。
そんな感じで小腹を満たし、再びスカイツリーを目指す。まだまだ先だ。
豊洲を抜けて木場のあたりに辿り着く。
さすがにこのあたりは全く来た事が無い。
木場公園の横を通ったが、とてもでかい公園だった。
もともとは江戸時代の材木置き場→そのまま木場という地名になったらしい。
このあたりからだんだん下町の雰囲気が出てくる。
全く知らない町をただぶらぶら歩くのって、どうしてこんなに楽しいんだろう。
自分が何者でもなくなる感覚。幽霊になってしまったような感覚。
地味だが、これも冒険だ。
知らない街というだけで、普段とは全く別の世界に来たようにすら感じる。
下町と言えど、東京都ではあるのでやはり家賃はそれなりに高そうである。
23区内に住むのは一般人でもそれなりに稼いでいる人たちだ。そんな認識。
菊川、錦糸町、本所吾妻橋の辺りを超えて、ようやくスカイツリーに辿り着く。
久々にたくさん歩いた。疲れた。
といっても坂道が全く無いエリアなので、そこまで負荷はかかっていない。
自転車で生活しやすそうなエリアである。
閉館間際のすみだ水族館で休憩。
年パスがあると、本当に気軽に寄れる。
中はそこそこ人がいた。
海外からの観光客っぽい人、デート中のカップルなど。
疲れたので、水族館内のカフェで特製ソーダとチュロスを買い、席で頬張る。
お気に入りの席は、ペンギン水槽横の金魚も見える場所。
ペンギンもたまーにこちらの方へ泳いできてくれる。
チュロス(チンアナゴチュロス)がめちゃくちゃうまい。
映画館のチュロスといい、何か特別感のある食べ物である。
ソーダは光るクラゲの入ってるやつにした。
光るクラゲはガチャガチャにありそうな電池で光るタイプのフィギュアで、そのまま持ち帰れる。綺麗。
それとシャリシャリしたゼリーっぽいものが入っていた。
疲れた身体に炭酸と甘い物が沁み渡る。
これぞ幸せ、である。
その後は軽く金魚を眺めて、帰路に着いた。
充実の一日。
ただ、やっぱり疲れたので「明日は引きこもろう」と決意した。

