2025年2月14日にnoteで公開した記事のリバイバル。
スタレはこの後のオンパロス編もさらに長すぎて疲れた。
キャラはいいんだけどね。
料理の話っぽいタイトルだが「崩壊スターレイル」というゲームをプレイしていて思ったストーリー構成、デザインの話である。
スタレを知らない人向けに大まかなストーリーをざっくり説明すると、銀河鉄道的な乗り物に乗って宇宙にある星々を開拓するというロマン溢れるものだ(マジで超ざっくり)
マイペースにスタレのストーリーを進めていたのだが、ピノコニーという星に到着した。既に最新ストーリーまで全て追いついている夫から「ピノコニー編は………長いぞ」とだけ言われた。
「へぇ〜じゃあボリュームたっぷりなんだなぁ」と思いながらプレイしたら………
想像以上に長かった。
というか長すぎた。冗長。
なぜここまで長いのかというと、物語が二転三転する。
そしてサブキャラの掘り下げがやたら長い。
ストーリーとしては、主人公たち「列車組」が「宴の星ピノコニー」に招待される。
「列車組」だけではなくさまざまな勢力が招待されていて、それぞれの思惑があるので誰が信用出来るのかわからない、といった感じである。興味を引く導入である。
そして掘り下げられるサブキャラが4人くらいいる。
掘り下げのたびに視点が切り替わり、そのキャラを操作することになる。
で、このサブキャラの掘り下げ、どれも濃い。
ただでさえ騙し合いのようなメインストーリーの中に、キャラの視点切り替えが混ざってくるので面白いのだがひじょーーーにテンポが悪い。
さらに悪いことに、ピノコニー編の大筋のストーリーとは関係ない掘り下げも多い。
文句ばかり書いてしまったが、メインのストーリーも掘り下げも全て面白くはあった。
面白いはずなのに最後の方は「まだ終わらんのか…」とウンザリしてしまっていた。
面白いものをまとめて突っ込んでしまったせいでとっ散らかった印象になってしまった。詰め込め過ぎだ。
面白いはずなのに詰め込みすぎで残念な事になってしまったストーリーというのは色々あるだろうし、ストーリー構成に限らない話だと思う。
この記事タイトルの「おいしい具材でも入れすぎると味がボヤけてしまう」のもそうだ。
おいしいからってあれもこれもと入れ過ぎたら、どれが主役だったか分からなくなってしまう。
パーツ単体で良いものでも詰め込みすぎるとゴテゴテになってしまう。
デザインは引き算とよく言うものだ。
デザイン、全てはデザインに通ずるのかもしれない。