2024年12月21日にnoteで公開した記事のリバイバル。
まさに理性と感性の話に繋がる気がする。
「星の王子さま」
世界的ベストセラーで有名な作品だが、最近久々に再読した。
それを読んでぼんやり思ったのが、大人と子供の違いだ。
大人は、あらゆるものに意味を求めてしまう。
例えば鬼ごっこ。
大人は普段鬼ごっこをしない。かくれんぼもしない。なぜか?
やる意味がないただの遊びに過ぎないからである。
鬼ごっこをやった後、得るものはあるか?
やったところであとに残るのは「楽しかった〜」だけだ。
将来の為になることではない。
鬼ごっこが強かったところで、仕事で何か有利になるわけでもない。
大人(あくまでも概念としての大人だ)は必ず何かに意味を見出そうとする。
何かを読んだり見た感想でも、ただ「面白かった!」だけではなく、「登場人物のあの素晴らしい行動は自分も真似していきたい」とかそんな事を考える。
あらゆることに意味を見出そうとする。
対して子供は、それに意味があろうがなかろうが、自分が楽しいと思うことを好きなようにやる。
どちらが良いとか悪いではない。
ただ、みんながみんな子供のように好き勝手振る舞ったら人間社会は崩壊してしまうし、逆に何事にも常に何かに意味を見出そうとしていたら息苦しい世の中になるだろう。
結局はバランスなんだなと思う。
何が言いたいかって言うと、すっかり大人になってしまった私だが、子供っぽい部分も捨てきらないで残していたい。
意味なんてなくても楽しめる何かを忘れないでいたい。
そんな事をぼんやり思った。