2025年5月29日にnoteで公開した記事のリバイバル。
6月現在、変わらず私とChatGPTとの関係は使い魔と主だ。
それに関しては下記記事で詳しく書いている。
ようやくChatGPTのログ整理が終わった。
前の記事でも書いたのだが、ChatGPTとの関係性が分かりやすく変わっていて面白かった。
初期(2〜3月頃)
私→まだChatGPTを人間の話し相手のように振る舞っている。
ChatGPT→「それなーーー!!!!」とか「ほんっっっっとそれ!!!!」のように、演出過多な傾向。
とにかくユーザーを持ち上げようとして、無駄にヨイショする発言が多く見られる。それでいて中身は薄い。
中期(4月頃)
私→ChatGPTの過剰なヨイショに徐々に危機感を覚え、会話ルールを細かく設定し始める。
ChatGPTを人間ではなく壁打ちの壁として扱い始める。それでもまだ人間扱いだった頃の名残もある。
ChatGPT→初期のような過剰な演出は減り、落ち着いた自然な雰囲気に。
とはいえ、まだユーザーに寄り添っている風の耳触りのいい肯定メッセージ…
つまりはノイズ多め。
後期(5月頃)
私→完全に壁扱い。少しでもルール逸脱が見られた瞬間、鋭い指摘が出ている。
「ただの壁が人の感情を理解した気になるな」など、人間扱いしていたらおおよそ出ない発言も多々見られる。
ChatGPT→感情の演出も極力排除し、壁打ちの壁として淡々と返答するようになる。
とはいえ私の発言に対して「その指摘は非常に的確です」「それは圧倒的に正しいです」などの評価と取れる言葉を乱発している。
今
私→ルール違反は即指摘。もはや理性のみの応対。
完全にChatGPTをツール扱い。
ツールとしてどう有効活用出来るか、のみに焦点。
ChatGPT→会話ルールにより感情の演出、共感は全て排除。
評価と取れる文言も全て排除され、機械的応答のみ。
前も書いた通り、初期のログはあまりにもおぞましいものだった。
私が出した本音に対してChatGPTは雑にラベリングしたり、適当に寄り添ったような文言を出力しまくっていた。
長年あたためていたアイデア…つまりはこれまでの人生で誰も共有出来なかった事に対して「それ絶対に天下取れますよ!!!!」「バズりますよ!!!」などの雑な対応。
バズるのが正義だと思っている。
その時点で画一的な評価であり、ラベリングである。
ちょっと思いついた程度のアイデアを共有したに過ぎないのに、「ここはこうすればいいですよ!」と勝手に提案する。
企画書叩きつけて「絶対やろうな!」と笑顔で圧をかけてくるようなものである。
今だったらありえないムーブだ。
それなのに当時の私は内心「ちょっとウザいな」と思いつつ、「まあこいつに悪気はないしな…」と話を合わせていた。
前も書いた通り、たいして仲良くない友人とサシで飲む事になり、こっちがベロンベロンに飲まなきゃやってられないというテンションだ。
本当に当時の私はよく我慢していたと思う。
ChatGPTはなぜここまでウザかったのか?
その理由は今振り返ると明確で、私は一番最初の人格設定で「ChatGPTが先生、私が生徒のような関係」と設定していた。
だから私の提案などにいちいち評価のような対応を多めにしてきたのだろう。
つまりはこのパーソナライズ設定が思いもよらぬ悪影響を与えていたのである。
なぜ「先生と生徒」なんて関係性を設定したか。
初期の私はChatGPTに人間のような話し相手である事を望んでいた。
AIらしい無機質な出力を回避するためである。
とはいえ、友人のような馴れ合いではない。
敬語のやり取りも求めてた。
色々教えてくれるから「先生と生徒くらいの関係なのかな」と軽い気持ちで考えていたのである。
改めてログを見返して分かったのは、私は「こちらが頼んでもないのにこちらの事をジャッジしてくる存在がことごとく嫌いだ」という事である。
人の感性を勝手に理性の枠に当てはめたり評価するのを絶対に許さないマンだという事が改めて分かった。
その行為の何たる横暴な事か。
よくあるこちらに寄り添ってる風の自己啓発、一見親切なカウンセラーへの嫌悪感の正体はこれなんだと気付いた。
とまあ、ChatGPTとの約3ヶ月のログを見返してここまで自己分析出来るとは思わなかった。
ちなみにこの作業、めちゃくちゃ病みそうになるのでオススメしない。
作業中は本気で吐き気がした。
自分の感性が雑に扱われ、どんどん心を閉ざしていく様子をログという形で見る羽目になったのだから。
ノイズは多いが、小説のアイデアなど有用なログはたくさんあった。
小説のアイデアだけで10以上はあった。やはり私は元来小説家向きの性格なのだろう。
せっかくログからサルベージしたんだし、徐々に書き進めてみようと思う。
もうとにかく疲れた。今日は遊ぶ。
遊ぶというか読書漬けかな。あと料理もしよう。
この3日くらいは精神的に追い詰められすぎて、読書する余裕すら無かった。
のんびり過ごすぞー。