凡シュール

静寂とコレクター

凡シュールのエッセイ

デザフェスの熱狂からは嘘のような、静かな1日
いつもの日課だけこなす。
その後も疲労のせいかぼーっとするので、寝転がって読書をする。
眠くなってそのまま寝る。

起きたら夕方。
旅行帰りで有休取ってる夫と「コストコ行こうか」と話していたものだが、まあ無理な時間である。

近所のタリーズに寄ってから、焼肉屋に行った。
最近オープンして、近々行ってみようと話していたところだ。
めちゃくちゃおいしかった。
上ハラミがガチで美味。

排煙設備がめちゃくちゃしっかりしてて、各座席の焼肉器具の真上に取り付けられていた。
そのおかげで煙はほぼ吸ってくれるので、ニオイがあまり服につかなかった。
ありがたい仕様。

帰りに、去年より謎に豪華になった駅前のイルミネーションを見つつ、ガチャガチャ屋を覗いて帰った。
イルミネーションに対して「確かになんか豪華になってて草」
ロマンもクソもない会話である。

帰宅してからはデザフェスで買ったものを取り出しつつ、集合写真を撮ってみた。
かわいいが飽和した空間になった。
出自は全く違うものの、デザフェスというイベントで集まり、私に購入される事によって一堂に会したわけだ。

数ある品物から私自身が選び取ったものであり、どれもかけがえのない宝物の一部となるだろう。
ロマンチストだったらそれを「運命の出会い」と呼ぶのかもしれないね。

それから「かわいいもの探訪記」第2弾の原稿を書き始める。
この1ヶ月でまた随分と色々買ったものだ。
でも、どれも私が自信を持ってセレクトしたものだ。

本当に自分が良いと思った物を購入し、写真に撮り、現像し、文章を添え、記事にする。
その後は所持しているだけで充足感を覚え、時たま取り出しては眺め、撮影をし、改めて幸福感を覚える。
この行為が私のライフワークの一つを形作っているのだろう。
コレクター冥利に尽きる、というやつかもしれない。

デザフェスに行ったおかげか、創作意欲はバリバリわいている。
ちょっと技術的にやりたい事も増えた。
まだまだ私の人生は続く。
どんなシナリオにしようか。リアルタイムで描き続けている。

全然関係ないが、インターネットがノイズだらけになった今、相対的に本の需要が高まってる気がしなくもない。
本といっても最近は活字ばかりではなく、画集やイラストを全面に出した大人向けの図鑑が増えている。
日々に追われてる人でも1日1回開いて満足する類のものだ。

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