凡シュール

サイレントマジョリティの産声

凡シュールのエッセイ

2025年4月27日にnoteで公開した記事のリバイバル。

以前、「レビュー草の根運動始めました」という記事を書いた。

ようするに、世の中まともなレビューが少ないから少しでもまともなレビューを増やそうとする活動を始めた話である。

◎最近書いたGoogleクチコミ

最近はGoogleマップのクチコミを書いた。
意外と楽しい。
書いたものを紹介してみる。

◎豪徳寺

行って早速クチコミを書いた。えらい。

平日の昼間に行きましたが、海外からの観光客がとにかくたくさんいました。 境内はたくさんの招き猫と観光客で異様な光景となっていますが、それがまた面白かったです。 招き猫は購入出来ますが、販売開始時間前後は少し並びます。サイズによってはすぐ売り切れるみたいです。1人1つの購入制限があります。

最寄駅は小田急線の豪徳寺駅ですが、東急世田谷線、宮の坂駅からも近いです。 豪徳寺駅からだと少し歩きますが、こぢんまりとした商店街を通る事になります。ぶらぶら歩けるのはいいですが、道は狭いし車もよく通るので注意です。

境内は招き猫だけでなく、ところどころ花が植えられていて綺麗でした。

「大谿山 豪徳寺」に関する Google でのクチコミ

◎熱川バナナワニ園

以前伊豆に行った時に立ち寄ったスポットについてもクチコミを書いた。

名前のインパクトもさることながら、なかなか面白い空間だったので機会があったら是非行ってみてほしい。
駅近だから電車でも行きやすいよ。
東海道線熱海乗り換えの伊東線。

レトロな装いの施設でした。ワニもたくさんいて面白かったんですが、それ以上に植物園が圧巻でした。 バナナに留まらず熱帯の植物がとにかくたくさん見れます。面白い空間です。 平日午前に行ったら人も少なく、ゆったりと見て回れました。 バナナプリンもおいしかったです。

**「熱川バナナワニ園」に関する Google でのクチコミ

◎伊豆アニマルキングダム

ここも広々としてて良かった。

敷地も広々としていて、ゆったりと見れる動物園でした。 すぐ横に山があるので景色も良かったです。 ホワイトタイガーの子供が可愛かった。キリンをめちゃくちゃ近くで見れて面白かったです。

レトロな遊園地が併設されています。餌やりも出来るし(別途料金)、子連れで楽しめる場所だなと思いました。 駐車場料金は時間関係なく一括1000円でした。

**「伊豆アニマルキングダム」に関する Google でのクチコミ

◎スカイヒルホテル伊豆高原

泊まったホテル。正面に相模湾、右に大室山なので景色は最高だった。
シャボテン動物公園の特別ゲートは、裏口入場感あってテンション上がった。

伊豆シャボテン動物公園のすぐ裏手にあるホテルです。 他のクチコミにもある通り、開園時間15分前から専用ゲートで入場する事が出来ます。

客室は広々としていて良かったです。 101号室に泊まったのですが、少し下水っぽい臭いが気になったのでファブリーズのような物があればなお良いと思います。

食事は夜と朝の2食食べましたが、どれも美味しかったです。量もたっぷりでした。 2Fがフリーのラウンジで、ゆったりくつろぐ事が出来ます。漫画も置いてありました。有名作品をバッチリ揃えている感じです。 3Fの屋上も開放されていて、正面の相模湾、隣の大室山がよく見えて最高のロケーションをバッチリ楽しめます。

値段の割にかなり満足度の高いホテルだったと思います。

**「スカイヒルホテル伊豆高原」に関する Google でのクチコミ

◎伊豆シャボテン動物公園

動物との近さも凄かったけどサボテンがガチすぎた。
普通の動物園よりちょっと料金高いけど、動物との距離が異常に近かったりサボテン飼育もあるし、運営するうえでかなり大変だと思うし納得の価格設定ではある。

カピバラの露天風呂が有名な動物園です。 週末に行きましたが、園内が広いので人が多すぎて不快という事はありませんでした。

動物たちとの距離がものすごく近い動物園です。ここまで近い動物園は初めてだったので、すごく面白かったです。 バードパラダイスなど、鳥たちが普通に暮らしている中を歩く広い空間もあります。 そのため、汚れても構わない靴推奨です。

あとシャボテン…つまりサボテンの展示が想像以上に凄かったです。 南米やアフリカ各地のサボテンが見られるゾーンがあるのですが、超デカい。何メートル?ってレベルのものが沢山あります。これはここでしか見られないと思います。 このゾーンはそこら中にサボテンがあるので、小さい子供を連れて歩くのは少し危ないかもしれません。 サボテンをお土産として買えるところもあります。サボテンも鉢も種類豊富で、見てるだけでも楽しかったです。 お土産屋さんというよりは、花屋さんみたいな雰囲気でした。ガーデニング好きはここだけでもかなり楽しめると思います。

お土産自体も豊富です。 ここでしか買えないオリジナルぬいぐるみがかなりあります。カピバラをはじめ、クジャクなどユニークなものがたくさんあります。 公式ショッピングサイトが閉鎖してしまったみたいなので、どんなものが売っているかは実際に現地に行かないと分かりません。

とても楽しめました。またいつか行きたいです。 泊まったホテルで前売り券を買ったので、少し安く入れました。何かしらの割引を使って行くのがオススメです。

**「伊豆シャボテン動物公園」に関する Google でのクチコミ

大室山にもリフトでのぼったのに、そのクチコミ書いてないな。気が向いたら書こう。

◎ここからが本題

なんとびっくり、ここからが本題である。
私のレビューは我ながらちゃんと書かれていると思う。

具体的にどこが良かったかとか、逆にここは良くなかった、じゃあどう改善してほしいかなどハッキリ書かれている。
自分で言うのも何だがお手本のようなレビューだ。

でもレビューやクチコミって「楽しかった!」の一言だけでも全然良いと思う。
行ってもいない場所を盲目的に持ち上げるのは良くないが、ちゃんとそこに行って出てきた感想が「楽しかった!」ならそれもまた立派なレビューである。
それだけで投稿する価値はある。

でも一言感想に追加トッピングをするとしたら

  • なんでそこに行った?
  • そこで何をした?
  • 何が良かった?
  • 何か困ったことはあった?
  • また行きたいと思った?

みたいな質問に答える形にすると楽に広げられる。

◎カフェAのレビューを書くとする

例えばカフェAがあったとする。
実際行ってみたら「おいしかったし雰囲気良かった」
それだけを書いてもいいし、広げるとすると下記のようになる。

「なんでそこに行った?」
→SNSで話題になってたから

「そこで何をした?」
→アイスコーヒーとチーズケーキを頼んだ

「何が良かった?」
→コクのあるチーズケーキでおいしかった。雰囲気も良かった

「何か困ったことはあった?」
→店員さんが忙しそうで注文が来るまで少し時間がかかった

「また行きたいと思った?」
→また行きたい!

これを文章にまとめると、

SNSで話題になってたので行きました。
アイスコーヒーとチーズケーキを頼みました。
コクのあるチーズケーキでおいしかったです。
雰囲気もとても良かったです。
店員さんが忙しそうで注文が来るまでに少し時間がかかったので、そこは改善してほしいです。
でも全体的に良いカフェでした。また行きたい!

立派なクチコミ文の完成である。

何がどう良かった、どこが良くなかったというのがよく伝わる文になった。
ネガティブな事は書いちゃいけないんじゃなくて、感情的に書かない方がいい、である。

例えば上のレビューの「店員さんが忙しそうで〜」のくだりを「店員さんがモタモタしてて、すごく待たされた。最悪」と書くと、ちょっとヤな感じである。
イライラしたとしてもそのまま感情的に書いてしまうと、途端にクレーマーっぽくなってしまう。

そうなるとレビューの信憑性が落ちてしまうのである。

◎サイレントマジョリティ

企業は顧客の意見を反映する。
でも、意見の声をあげる顧客は少数派だ。
その少数派の声しか聞こえないので、必然的にそちらの声ばかり優先されてしまうのである。

多数派は黙っている。
満足しているなら特に声を上げる必要はないな、と。

まさにサイレントマジョリティ
私もちょっと前まで完全にその一部だった。
だが、サイレントマジョリティの声は届かない。
声を上げていないからである。

結果、企業はノイジーマイノリティの声ばかり拾い、突然思いがけない改悪をするパターンも多々あるわけだ。

いいと思ったらちゃんといいと言う。
その当たり前が無いだけで起きるすれ違いや悲劇が、実はこの世にたくさんあるんじゃなかろうか。

だからこそ私は声を上げることにした。
大声で叫ぶ必要はない。声を出すだけ。
黙ってるだけじゃわからない。

まさにサイレントマジョリティの産声である。

◎最後に

軽い気持ちで書き始めたら思いの外重厚な記事になってしまった。
スマホで書くようなものじゃないよ…。トホホ。

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