7月も気付けば18日だ。
何て早いのだろう。
しかし最近は毎日が充実している。
居場所があるというのはいい事だ。
おかげさまで、毎日の日記で書く事がたいして思いつかないという弊害はあるが。
変わったことは…DAZNの契約がそろそろ切れるのでスカパーの野球セットを契約したくらいか。
スカパーといってもアンテナぶっ立てて衛星放送を見るわけではない。
オンデマンドアプリ的なものでブラウザ視聴するのである。
その使い方でも、登録時にB-CASカード番号を求められるのはなかなかに時代錯誤だなと思うが。
TVなんか家に無いよ…。
思えばここ10年ほど、TVというものをほとんど見ていない。
それこそTVをつける理由は主に野球関連だったわけだが。
普段のレギュラーシーズンならネット配信で十分だが、オールスターや日本シリーズは放映権的にやらない場合が多い。
そういう時に地上波で見ていたのだが、最近はAbemaで放送したりTVerがあったりと、地上波である必要は無くなった。
たまに実家に遊びに行くが、親も数年前からNetflixやYouTube漬けである。
地上波放送が流れているのをもう何年も見ていない。
70代の親ですらこれである。
TVはいまや高齢者専用だなんて言われたりもするが、高齢者からも見離されつつあるのが現状だ。
いまだ見てる人も「何となく昔からの習慣だったから惰性でつけてる」人が多いのではないだろうか。
そういう習慣を培ってこなかった若者がTVに見向きもしなくなるのは当たり前というか。
TVの衰退した理由として、YouTubeやNetflixの台頭やネットの普及がよく挙げられる。
昔のように食卓で家族全員がTVを見る文化が失われたからという理由も挙げられる。
あとはTVがつまらなくなった、とか。
ではなぜつまらなくなったのか?
その一つの大きな理由、内輪ノリ。
そう、内輪ノリだ。
今のTV番組は芸能人とTV局の人間が内輪ノリをやっているに過ぎないものが多い。
私は数年前までは、大晦日の紅白くらいは惰性で流していた。
が、ここ数年はそれすら見なくなった。
去年の年末なんか、いわゆる年末番組の類は一切見ていない。
紅白が「金だけかけた高級お遊戯会」にしか見えなくなってしまったからだ。
もちろん出てるアーティストに罪は無い。
パフォーマンスが素晴らしいアーティストもいる。
が、全体として見たらやはりお遊戯会に見えてしまったので仕方あるまい。
TVの内輪ノリ。
昔は視聴者が介在出来る番組がまだたくさんあったと思う。
「トリビアの泉」「伊東家の食卓」「何コレ珍百景」のような視聴者投稿型番組がそこそこあった。
「探偵!ナイトスクープ」だって根強い人気である。
クイズ番組でも、視聴者が一緒に答えを考えられるものや一般人が参加するものもたくさんあった。
今思うとその一般人が実はヤラセだったりしたのかもしれないが、少なくとも共感要素はあったわけである。
アメトークがいまだに続いてるのも、まだ他の番組に比べて視聴者の共感要素があるからではないだろうか。
いや、私は見てないから今どうなってるのか知らんけど。
同じオールドメディアでも、ラジオという媒体は強いと思う。
「リスナーからのお便り」という共感要素が根っこにあるからだ。
そもそも深夜ラジオを中心に、もともと家族みんなで聞くという感じでもなく、一人で夜更かししながら聞くようなものだったわけで。
日本人の生活スタイルの変遷の影響を受けにくかったと言えよう。
画面に釘付けになる必要が無い、というのも大きいかもしれない。
何かと忙しい現代人にも優しい。
ラジオと同じく共感性を大事にしているのが、YouTubeである。
人気チャンネルは視聴者からのコメントが多数投稿され、生配信でコメントを読み上げられる確率も高い。
コメントから企画が始まるケースだってある。
まさに動画投稿者と視聴者の相互コミュニケーションが成り立っている界隈だとも言える。
結局TVが衰退した大きな理由は、制作サイドと視聴者のコミュニケーションが絶たれたからとも言える。
一言で言ってしまうと、TV屋は調子に乗りすぎたし、慢心していた…という事なのだろう。
スカパーの野球セットだが、おかげさまで12球団の試合が見れるようになった。
ブラウザ複数窓も出来る。
見ようと思えば2軍の試合も見放題である。
まあ衛星放送をネット配信してるだけなので画質がちと悪いが、個人的に野球にそこまで画質は求めてないから良しとするか。
そもそもDAZNは広告が頻繁に挟まるうえに、その広告が数少ないものをローテーションしているだけで、悪い意味で耳に残る。
試合によってはFanZoneとかいうSNSの実況みたいなのが強制表示なのもいただけない。
試合画面を最大化しないとFanZoneを非表示に出来ないとかいうお粗末仕様である。
まあスカパーも使っていくうちに不満点がたくさん見えてくるかもしれないが…。
ひとまずは満足だ。