風邪もようやく治まってきた。
ここ数日間喉に始まり軽い発熱、鼻水鼻づまり、中耳炎と症状が続いていたが、発熱はすぐ治り鼻水も徐々にマシになり、喉の痛みも少しずつ消えた。
少し咳も出たが、それもじきに治った。
今は発症時の少しの鼻づまりと、うっすらとした喉の違和感が残っている程度だ。
まあ風邪を口実にずっと山岡荘八の『徳川家康』を読んでいたのだが。
ようやく7巻が終わったところ。
息子信康に切腹を命じ、最初の妻の築山御前が死ぬ。
そして武田家の滅亡。
歴史に全く詳しくないので、武田家の最期は想像してたより全然壮絶だった。
落ち延びる途中の山の麓で追い詰められて自害。
勝頼だけでなく、一緒にいた妻、息子、数十人もの家臣やその妻子みな死んだ…
それはそれは壮絶な最期だったであろう。
信玄というカリスマの跡を継いだ勝頼。
勝頼自身は決して無能ではなかった。戦の才能はあったと思う。
ただ、信玄があまりにも立派な武将だったのが不運だったのかなと。
歴史ある武田家の最後の武将が、よりによって最も名を上げた信玄の息子だというのは何とも皮肉である。
勝頼は功を焦りすぎたんだと思う。
まあ父は生ける伝説、敵も信長や家康などとんでもないバケモノ揃いだったわけで。
才能があっても一瞬の隙が命取りとなる時代。
現代も直接の命のやり取りこそ無くなったものの、実は本質は変わってないのかもしれない。
それにしてもこの壮絶なエピソードの数々をリアルに書き上げる山岡荘八もすごい。
一つ一つの死の描写が妙に生々しいのは、彼もまた戦争を身近に経験していたからなのだろう。










