凡シュール

ずっと今日が終わらない

凡シュールのエッセイ

2021年3月31日にnoteで公開した記事のリバイバル
現在移行作業中のため一時的に読みづらくなっていますが後日修正予定です。ご了承下さい。

夜をテーマにした文章。個人的に気に入っている。

夜。正確には深夜。

何にも縛られない世界。

夜の街の開放感。

昼見慣れた景色も、夜になると一気にその表情を変える。

昼間は人通りの多かった道も、夜はしんとしている。

世界で一人だけになってしまったかのような錯覚。

夜遊び。

ファミレス、カラオケ、クラブ、居酒屋、ホテル…。

ただそのへんをブラブラ散歩するだけでも妙なワクワク感がある。

ラジオを聴く、ゲームする、通話する、読書する…。

思い思いの楽しみ方がある。

太陽が眠りについている時。

全てが白日の下に晒されない世界だからこその不思議な時間。

深い深い闇の中。

夜が題材になっている作品、曲、アーティストなど。

最近人気なのはYOASOBI、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。の3大夜アーティスト。

「似ている」「違いがわからん」と言われがちだが、ちゃんと聴くと結構違う。三者三様の魅力がある。

私的にYOASOBIは王道、ヨルシカは文才、ずとまよは天才というイメージがある。

アーティスト名に”夜”が入っている為、やはり夜の歌が多い。

漫画「よふかしのうた」

私の好きなCreepy Nutsの「よふかしのうた」という曲からきているタイトルの漫画。

なおかつ絵がとても好みだったのでずっと気になっていた。

読んでみたら…あーーーこの夜の空気感が最高!!!

登場人物もみんなツボついてきてとにかくハマってしまった。

3巻で登場人物増えてめちゃくちゃ楽しいんだけど、個人的に1〜2巻のナズナちゃんと夜守くんの2人を中心とした静かな感じがかなり好きだった。

漫画読んでこんなドキドキしたの久々かもしれない。

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アフターダーク

村上春樹の中で正直一番好きな作品。

マリという女子高生の一晩の物語。舞台は多分渋谷か新宿。

夜という世界の奥深さ、底知れ無さが広がる作品だ。

この作品は夜に始まり、朝と共に終わる。

作中で解決…というか明かされない事も多々あるし、それが評判イマイチな理由でもあるのかもしれないが、そこがまたいいなと思う。

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私が”夜”テーマでぱっと思い浮かぶ作品はこんなところだ。

他にもあったら知りたい。誰か教えてほしい。

夜は静かながらも深い深い時間。

中には闇に飲み込まれてしまう人もいるほどに。

夜という時間の特別感。

この時間を知ってる人間の特別感。

どんなに最高な夜でも、いつか必ず明ける。朝が来てしまう。

完全に掌握することなど出来ない。永遠に。

夜はなにもかもが特別なんだ。

このドキドキをずっと持ち続けていたい。

さて、今は火曜日深夜なので深夜ラジオを満喫しよう。

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