入門本をひと通りやってBlenderの操作が分かったものの、じゃあこれからどうすればオリジナルが出来るんだ?という疑問が生まれました。
【入門本のレビュー記事リンク】
まず初心者が陥る罠について
基礎を学んだ後にどうオリジナルを作ればわからなくなる…
初心者あるあるの話だと思います。
分からないので、ここから更にTipsやハウツー動画など見…ても逆効果。
昔イラストを勉強した時に、完全にこのような罠にはまった事があります。
覚えた技術を咀嚼する前に新しい技術ばかり学ぶと、頭でっかちになって逆に何も出来なくなっちゃうんですよね。
知識だけはたくさんあるのに、それをどう生かして自分の作品にすればいいのかが分からない。
結局既存の作例の真似しか出来なくなってしまいます。
とりあえずオリジナルを作ろうとしてみても、知った技術が全く生かせず想像より全然クオリティの低い物が出来て萎えてしまったり。
実際イラストなどで模写しか出来ない人は、そういう負のループに陥っている人が多数なのではないでしょうか。
こうなると、オリジナルよりも模写や模倣をしているだけでいいやとなりがちです。
ただ、そうすると表で作品を発表出来ないんですよね。せっかく作ったのに誰にも見てもらえない。
オリジナルを作りたい。作れない。作り方が分からない。こうなると迷路です。
真面目かつ向上心が高い人ほど、この罠に陥りがちな気がします。
私自身、イラストを勉強した時はこの罠にハマってだいぶ苦しんだので、今回のBlenderではそうならないように対策を考えました。
初心者の罠に陥らない対策
まず、とりあえずしょぼくてもいいからオリジナルのものをたくさん作ってみる事にしました。
最初のしょぼい作品は「失敗作」として切り捨てるのではなく、新しい技術を習得した際にリメイクしてみるための土台、という方針でやる事にしました。
いわゆるアップデートしていく形です。
失敗作ではなく、バージョンアップの素材と考える事で、最初上手く出来なくても精神的ダメージも少ない、という考えです。
だからしょぼいと思った作品でも必ず保存するようにしています。
後でリメイクするために必要だからです。
保存した作品はNotionのデータベースでまとめています。
以下の制作記でも、狙った物と全く違う物が出来上がったりしていますが、あえて全く別のキャラクターにしたりしています。
というか自分の好きなものを題材にしつつオリジナルキャラクターがガンガン生まれているので、むしろこの方法はかなりいいのでは?と思ったり…。
それでは以下が制作の記録です。
ニコボ

初心者本を終えてから、とりあえず目の前にいるペットロボットのニコボのモデリングをしてみたものです。
UV球の拡大縮小を駆使しつつ、モディファイアーでミラー機能を使って、左右対称になるように作っています。
実物より平たくなりすぎたけど、まあまずまずの出来。
階段

ここからは入門本の1日目、フライパンを作るために使った技法のみの縛りをする事にしました。
だからミラーなども一旦全て封印です。
移動拡大縮小、回転などの基本機能だけでどこまで出来るのかやってみる事にしました。
階段といっても立方体を引き伸ばして長方形にし、積み上げただけのものです。
積み上げるのも手動なので結構ガタガタになっていると思いますが、正面からだとそのへんの粗は見えづらくなっています。
これだけでもイラストの背景とかには使えそうです。
マテリアルを一応設定していますが、なぜかマテリアルが上手く反映されないところがありました。
未解決。直方体の重なりの問題なのかなぁ。
棒人間的なやつ

基本機能だけでは当然ちゃんとした人間キャラクターは作れないので、とりあえず棒人間を作る事にしました。
頭はUV球、体は立方体を拡大縮小で変形させつつ、モディファイアーのベベルで丸みをつけています。
腕と脚はとりあえずミラーなしで、複製で作りました。
ミラーなしだとめんどくさいです。ありがたみがよく分かる。
何の変哲もない棒人間ですが、色をつけるとちょっといい感じになりますね。
この色は、配色本の配色を参考にしました。
配色本、1冊持っておくだけで結構役に立つのでオススメです。
カラーコードもきちんと載っています。
Blenderでもマテリアルの色設定の際にカラーコード(16進数)を設定出来るので、かなり重宝します。
フライパン再び

これは本の内容の復習です。
1番最初に本を見ながらやった頃に比べ、だいぶモデリングの操作も手慣れてきました。
まずこの時点で少し成長を感じますね。
撮影用のフォトスタジオは、最初に本で作ったものをアペンドとして流用しています。
謎の生命体

うちにあるちりめんうさぎの置物を再現しようとしたんですが、基本操作では当然上手くいかず。
とりあえず雪だるまもどきの何かが出来上がりました。
お手本とは全く違いますが、これはこれで新しいキャラクターとして使える気がします。和菓子っぽさある。
基本的にはUV球を拡大縮小しつつ、耳の部分は円柱にベベルをかけたものを使用しています。
くしゃくしゃの缶みたいなやつ

次に我が家にいる「ちらりズ」というぬいぐるみを何とか再現しようとしたのですが、どうすればいいかよく分からず。
全く違う何かが出来上がりました。
一応傾きを再現しようと努力した形跡は見える…。
配色本を参考にしつつ、カラーバリエーションを追加して3体にしたら割といい感じの見栄えになりました。
これはこれで結構いいキャラな気がします。
キューブモンスター的なやつ

これは岡本太郎作品のぬいぐるみを再現しようとしたのですが、やはり基本操作だけでは上手く出来ない。
全く違う謎のモンスターが出来上がりました。
ただ、お手本のころんとした雰囲気は再現出来ている気がします。
これもカラーバリエーションを追加して3体並べてみました。
結構気に入っています。配色って重要なんだなぁ。
リアルフライパン

フライパンを作るためのテクニックなんだから、同じフライパンも作ってみよう!と思い立ち、検索して出てきたフライパンを適当に模倣しました。
本のフライパンとほとんど変わらない手順ですが、面を押し出しした後に縁の部分だけ選択して拡大→広がるようにしています。
柄の部分の細かいカーブは基本操作では再現不能ですが、そこまで悪くない出来になったかなぁと思います。
遠目に見てちゃんとフライパンに見える。
オコリドリズ

これまた岡本太郎の太陽の塔ぬいぐるみを再現しようとして出来た、全く別のキャラクターです。
変な鳥っぽくなりました。
やっぱり3体並べるといい感じになりますね。
怒ってる鳥っぽい見た目なので、名前をオコリドリズと適当に名付けました。
リアルフライパン2

これまた適当な通販サイトのフライパンの模倣です。
ちょっと縁が分厚くて微妙な見た目になってしまいました。
まあフライパンには見えるからいいや。
同じフライパンでも、形状やマテリアルに結構差があるなぁと思います。
ライオネルさんたち

これは岡本太郎のタローマンぬいぐるみを再現しようとして出来た、謎のライオンっぽい生命体です。
太陽部分の飾りが上手く再現出来ないので、適当に円錐を縮小して配置しました。
まだこの時点では「配列」機能は使えないため、とりあえず手動で複製して置いています。
玉子焼きフライパン

これまた適当な通販サイトのフライパンの再現です。
玉子焼きフライパンなので立方体を拡大縮小しつつ、あとはフライパンと同じ感じに作りました。
せっかくなので玉子焼き部分も追加しました。
これまた適当に立方体を拡大縮小しただけですが。
テクスチャが使えれば焼き目も追加してより玉子焼き感が出せそうです。
もぐらっぽい

ハロウィンのおばけのフィギュアを再現しようとしたものです。
円柱を拡大縮小しつつ、編集モードで下の面だけ選択して拡大したらこんな形になりました。
この形は結構汎用性高そうです。
おばけじゃなくてもぐらみたいになりました。
これはこれでかわいい。
リアルフライパン

これまた通販サイトのリアルフライパンの再現です。
外側と内側の色が違うため、一旦普通にフライパンを作ってから、複製して縮小→位置調整をしています。
それから外側と内側で別のマテリアル設定をしたら割といい感じに出来ました。
持ち手部分のカーブなどは基本操作だけでは上手く再現出来ませんが、これでも結構いい感じに見えるかなと思います。
とりあえずこれだけ作ったおかげで、移動拡大縮小回転の基本操作、インセット、押し出し、更には基本的なオブジェクトモードと編集モードの切り替え、マテリアルやレンダーの切り替えなどが結構身に付きました。
ここから少しずつ別の技術を追加していけば、だんだん出来る事が増えるはず。
まあマイペースにやってみようかなと思います。
また気が向いたら更新します。












